AGAと発毛について説明しましたが、発毛の仕組みを知るのであれば、どのようにして髪の毛が生えてくるのかを知っておくと同時に、毛周期を理解しておく必要があるでしょう。毛周期というのは、簡単に言えばヘアサイクルのことです。これを知っておくことによって、AGAの治療で髪の毛が抜けたときに、薬の副作用なのか毛周期の影響なのかがわかるようになるでしょう。毛周期というのは、大きく分けると4つに分類されます。
普通に髪の毛が成長している状態を成長期と呼び、4つのサイクルの中で最も長くなっているのが特徴です。成長期が終わると、今度は退行期に入ります。成長が遅くなっていき、最終的には停滞してしまうので、髪の毛の成長はあまり望めません。退行期が過ぎると、今度は休止期に入るのですが、退行期のようにわずかな成長もしないで、完全に停滞してしまう状態です。
休止期に入って大体3ヵ月前後経過すると、今度は髪の毛がどんどん抜け落ちていきます。これを脱毛期と呼びます。髪の毛が抜け落ちても、毛穴の中で毛母細胞が分裂を行うので、また生えてきて成長期に突入します。これが毛周期なのですが、この毛周期が乱れてくると髪の毛が成長しにくくなり、薄毛の原因になるのです。AGAを知る上では、毛周期もしっかりと覚えておきましょう。
髪の毛に関する知識
AGAになった場合には、髪の毛がどのような状態なのかを見極めましょう。なぜなら髪の毛の状態によって、有効的な育毛剤の種類も変わってくるからです。一般的な育毛剤というのは、髪の毛を育てるために用いられているので、AGAによって抜けてしまった髪の毛にはあまり効果はありません。このような場合には、髪の毛を育てる発毛効果のある育毛剤を使用する必要があるのです。
まずは育毛と発毛の違いを知っておきましょう。育毛と発毛以外にも、増毛と植毛が存在しています。増毛は人工的に髪の毛を増やすことなので、見た目をカバーするために用いられています。よってAGAの場合には見た目を変えるだけの効果しかありません。植毛も増毛とよく似ているのですが、増毛はすでに生えている髪の毛に結び付けるなどをして増やす方法です。
それに対して植毛は頭皮に植え付けていく方法なので、方法が若干異なっています。ちなみに植毛はAGAの治療法としても用いられているので、覚えておくとよいでしょう。このように育毛や発毛、増毛や植毛には異なる意味があるのです。AGAの治療や予防を行う際には、このように髪の毛に関する知識も身につけておくとよいでしょう。さらに毛周期や発毛の仕組みなども同時に知っておくと、より効果的な対策を見つけられます。
関連リンク・・・発毛するしくみ
(発毛のしくみについて説明している名古屋中央クリニックのサイトです。)